合わせ鏡の君と

今日は朝から夫は会社へ行ったので、接触時間が少なくすみ、穏やかに一日が過ぎた。

やはりコロナの影響で圧倒的な夫の在宅勤務時間のために、接触機会が増え、問題が頻発しているということもあるのだろう。

お互い顔をあわせなければ気にならない癖や方法が、同じ空間に存在することで気になり、摩擦を生じさせる。

例えば、夫は貧乏ゆすりやウロウロと歩きながら話すことが多い。私はあっちいったりこっちいたりする夫に酔ってしまうのか、心が落ち着かなくなる。そこに、立つなり、止まっていてくれ、という気持ちになる。そういう時は、そちらの方を見ないか、目をつぶるかなどして対策をする。

夫からすると、私が触った後はテレビが曲がっているとか、冷蔵庫の締め方やペットボトルの蓋の締め方がゆるいとか、そういったことが気になり、きつく言われる。

両者とも、数日、数週間に一回だけなら耐えられるものを、毎日会って自分の中での「違和感」と接すること必要が何度も必要となるから、苦しくなるのである。

さらには、一方の精神的な体力が残っていないときに、これらの気になる「違和感」をぶちぶち指摘されると、さらに問題は激化する。

顔をあわせる機会を減らすなんて家族間では難しいが、とりあえず、

今日もまた、心穏やかに一日が過ぎたことを感謝しよう。