凪の中に駆ける

今日は比較的穏やかな一日だった。

朝から娘と一緒に外出し、実家に行っていたので、自宅に戻ったのは19時過ぎだった。

夫と顔をあわせる時間が減れば、それだけ会話もないわけで、火種が少なくて済む。

それでも、実家から私はかなり特大な火種を持って自宅に戻ってきた。

それは家の相続に関する問題で、以前よりかなり夫が気にしていた話題であった。

結果から言うと、夫にとってはバットニュースなわけで、私は兎に角伝え方を考えた。

なるべくドライに事実を伝えること、そして相手に寄り添い、共感する口調で話すこと、感情をゆるく穏やかにのせること、これらに注意し、伝えたところ、時間が遅かったせいで眠かったこともあるのだろうが、夫は激昂することなく、受け止めた。

責められなかったことに、心の底から安堵した。

ただ、おそらく明日以降、夫に怒りの念がふつふつ湧いてきて、文句を永遠に言われることになる、と私は予想する。

それでも、このように私自身の感情をコントロールし抑制できるようになったのは、大変喜ばしいことである。

それはブログに、全ての私のどうにもならない感情を書き出していることが大きい。

居場所がなかった思いを、伝わらない相手に伝えても逆に火種になっただけであった。ここに記すことで感情に居場所が出来たことはよかった。

また18日から仕事が始まると、手一杯になり処理能力や感情が追い付かなくなる気がしてならない。

それに夫の怒りがどこから湧き上がるか分からない。

そうなると、穏やかじゃない日々が生じてくるのではないかと不安になるが、起こる前から悩むべきではない。

まずは今日一日、穏やかに過ごせたことを感謝しよう。